造粒

スクリーンの処理能力と耐久性の向上を実現
薬や食品の造粒で微細化を実現した円筒式造粒機

円筒式造粒機は、薬品や食品を造粒するための装置です。あらゆる粉末の湿式造粒に適合するように独特の羽根攪拌方式となっています。

円筒に設置されたスクリーンは、従来、パンチング方式で穴あけを行うのが一般的でした。

しかし、この方法では穴径を微細化しようとすると必然的に板厚を薄くする必要があり、耐久性の問題から穴径の縮小化に限界がありました。また、薬剤や食品の顆粒を造粒する際には、スクリーンの寿命が１週間から１か月と非常に短く、取り換えのコストや手間がユーザーにとって大きな負担となっていました。

この問題を一気に解決したのが電子ビーム穴あけ加工技術です。厚肉の材料に微細な穴をあけることが可能なので長寿命化でき、取り換えやメンテナンスの手間とコストが削減されます。分離効率も格段に向上し、近年高まっている、「顆粒を微細化したい」というニーズに応えることが可能となりました。