精密ろ過

スラッジを自動的かつ合理的に除去
耐食性、耐久性を向上したタフトライド処理

自動車部品の浸炭窒化処理の１つである塩浴窒化は、別名タフトライド処理とも呼ばれ、表面を短時間で均一に硬化する方法として広く利用されています。この処理において処理品にバリが付着していると、バリが処理中に脱落してスラッジとして処理槽に堆積してしまい、窒化を抑制するためには定期的なスラッジの除去が必要となります。

スラッジの除去処理は約570℃で行われるため、スクリーンには、厚板で材質に強度があること、錆びにくい材質で耐食性があること、溶融塩に適応できるハステロイの部品であることなどの条件が要求されます。タフトライド処理炉の中に電子ビーム穴あけ加工した微細穴スクリーンを設置することでスラッジの除去が自動的かつ合理的に行えます。